退職時に有給消化をすると思います。
学生時代以来の長期休暇。
次は定年後までないかもしれません。
今までできなかったことがやれます。
旅行に行ったり、友達と遊んだり、
資格の勉強をすることもできます。
次の仕事が決まっていなかったら、
その間転職活動もできます。
しかしながら、デメリットもあります。
仕事から離れる期間に反比例して、
仕事の能力(コミュニケーション力や仕事への気力)
が低下します。これが非常に辛い。
まず、
家族以外とコミュニケーションを取る機会が
極端に減ります。
話し方が段々わからなくなってきます。
嫁が家に居ないで欲しいオーラを出してきて
家に居づらくなります。
ご近所さんに「あの人無職」
と思われてるだろうなという妄想が湧いてきます。
自尊心が低下し、
人としてダメになっていく感覚を味わいます。
以下、自身の体験談をお話しします。
男性。30代後半。妻子持ち。転職は3回。
現在その3回目の最中。
子供が3人いるのに転職します。
一応次は決まってますが、
あと3ヶ月位休みがあります。
1番辛かった転職は、初めての転職。
新卒から約9年働いた会社を
次の仕事が決まってない状態で辞めました。
いわゆるブラック企業で
休みがほとんどなかったのと、
ストレスで身体を壊したので
転職活動をする余裕がありませんでした。
有給消化はさせてくれました。
休みが溜まりに溜まっていました。2カ月以上。
その間は半分引きこもっていました。
嫁と子供(当時は1人)がいたので
完全には引きこもれませんでした。
身体の調子が悪く、
家事の手伝いもままならないため、
申し訳ない気持ちで一杯でした。
とりあえず行ったハローワークで、
公共職業訓練のことを知りました。
勉強しながら失業手当をもらえるので、
頑張って筆記試験と面接を受けました。
合格倍率が2倍位だったと思います。
なんとか合格しました。
もし落ちていたら、さらに病んでいたと思います。
職業訓練のメリットは
規則的な生活を送れることです。
その後、無事に仕事が決まりましたが、
見事に今まで身に付いていたはずの
仕事の能力は欠落していました。
9年間も販売の仕事に就いていたのに、
人と話すのが怖くて小動物になったような気分が
しばらく続きました。
ちなみに、
2度目の転職は次の仕事が決まってからで、
有給休暇も数日だったので、
そういう辛さはありませんでした。
転職とは違いますが、
定年後も同じような状態になるかもしれないと
怯えています。人生百年時代。
何歳になっても私は働こうと思います。