現代では転職という言葉が頻繁に言われています。
転職するのは今の世の中では
当たり前のことであるという雰囲気すらあります。
その一方で、
ひと昔前では、転職は今の自分の置かれている
状況からの逃げに過ぎず、
世間からは冷たい視線を浴びせられていたように、
転職のイメージは良く思われていませんでした。
上司からのパワハラも当然の中で
生きてきた人にとっては
なおさら印象が悪いと思います。
そんな中で私は大学を卒業し、
スポーツトレーナーを志し、
ある整体系の企業に新卒で就職した会社を
1年で辞め、全く異なる業界へと転職をしました。
転職をしたきっかけとなったのは
クリエイティブな仕事をしたいと感じたことからです
整体師の仕事は心身の悩みや日ごろのケアをしたい
お客様のカウンセリングを行い、実際に施術を行い、
お客様が抱える症状を良くしていく、
私からすれば店舗で働くこと自体がマニュアル的で
何か物足りないように感じていました。
また、
整体の仕事は残業時間が月に60時間以内であれば
みなし残業として見られていました。
朝9:20出社、夜23:00退社の拘束時間が
長い勤務であるにも関わらず、
忙しい日は一日2時間の休憩もなしに
働かされるケースも多々あったほどです。
私自身も施術のし過ぎで手首の病気になり、
フロント業務しかできなくなってしまいました。
このようなこともあり転職を決意しましたが、
どのように転職をすれば効率的に、
やりがいが感じられる仕事に
巡り合えるのかを非常に悩みました。
整体の仕事がシフト勤務であり、
店舗も少人数で回していたため
転職活動で有給を取得することも
ままならない状態です。
そのため転職活動は
1ヶ月で行うしかありませんでした。
私は新卒での就職活動では
1つの業界のみに絞っていたため、
転職をする際には様々な業界業種を見て、
自分がどの業界に興味があるのかを
よく考えた上で企業応募しようと
複数の転職サイトに登録し、
仕事の休憩時にしきりに見ていました。
また、自分の履歴書に関しても整体の仕事や
以前に取り組んできたスポーツ経験など、
自己PRに力を入れ、履歴書は名前や住所、経歴など
共通記入の箇所は全て記入をし、量産しました。
私は転職エージェントに
依頼する時間が無かったため、
自分で転職サイトから企業に
応募をする方法でしたが、
転職サイトでは企業が応募者の履歴を見て
スカウトメールを送ってくれることもあるので
それも有効活用していました。
企業への書類選考が通過すると、
次は企業面接となりますが、
こちらも仕事が休みの月8日間と、
遅番の日の午前中を利用して
面接を受けに行きました。
中途採用の場合、
中小企業であれば面接が1回のみの場合もあり、
大手企業では2回ほど受けていました。
1日の面接回数は3社ほど回り、
遅番の日でも午前だけで2社は回り、
自分の能力や仕事で身についたスキルに関して、
学生時代に励んできたことや得意なこと、
長所や短所などを企業の採用担当者の前で
存分に話しました。
こうして面接にいった企業は13社のうち、
10社から内定をもらうことができ、
その中でも第一志望であった、
現在のイベント会社への転職が出来ました。
未経験の業界であり、教わることも様々ですが、
転職活動の際に様々な業界業種を見てから
決めていたので、今の仕事にはとても
やりがいを感じていますし、
転職してよかったと思っています。
また、前職である整体師を経験したおかげで
接客の能力は身についたので
営業先にも活かしています。
これから転職活動をする方や、
今後検討している方に
私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。